いくらで見切ればいいの?
今回はこんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 3~5,000円の回転率が悪かった場合、早めに見切るケース
- 3~5,000円の回転率が悪くても、1万円は様子を見るケース
「釘調整はよさそうなのに、
全然回らない…」
うち始めの3~5,000円では
よくあるケース。
それが下ブレなのか、
釘調整が良くないから
回っていないのか。
これが分からないから
困るんですよね。
あまりずるずる粘ると、
投資もかさむ…
そこで本記事では、
うち始めの回転率が
よくなかった場合、
早めに見切るケースと
1万円は粘るケースについて
私の考えを解説しています。
押し引きの判断基準について
参考にしていただければと思います。
結論

状況による
例えば、
3~5,000円での回転率が
ボーダーを下回っていた場合。
・早めに見切ってやめるケース
・1万円ほどは続行するケース
それぞれあります。
次章では、
それぞれのケースについて
詳細の解説をしていきます。
大前提
3~5,000円の回転率は
あてになりません。
上ブレ、下ブレは
十分にあり得ます。
ですので、
回転率という数字だけで
押し引きの判断がしづらいんですよね。
早めに見切るケース

次のようなケースでは、
最初の3~5,000円の回転率が
ボーダーを下回っていた場合、
早々に見切って
やめてしまいます。
- イベント等が何も入っていない
- 釘調整(釘読み)に不安な部分が少なからずある
- 同じ機種・島の客の回転率が良くない
- 打感が悪い
① イベント等が何も入っていない
旧イベント日でもない、
各種媒体の取材も入っていない。
そういった場合、
基本的に店は回収営業です。
「期待値のある台はない」
という前提で考えた方がいい。
そんな状況下で
ボーダー以下しか回らないのであれば、
「良調整ではない」と判断するのが
合理的ですよね。
② 釘調整(釘読み)に不安な部分が少なからずある
「ヘソはあいている。
ただ、寄りが微妙だな…
他入賞もつぶされている…」
こういうケースって、
結構多いですよね。
良い調整の部分と
悪い調整の部分が
混在しているパターン。
「絶対回る」という
自信はもちきれないものの、
「試しに…」と
うち始めたそんな状況。
経験上の話にはなってしまいますが、
このケースでうち続けて
回転率が劇的に上がっていったことは
まぁありません。
総合的に見れば、
「良調整ではない」という
ことですね。
さっさと見切っておけばよかった…
こんな未来が見えるので、
早々に見切った方が得策です。
③ 同じ機種・島の客の回転率が良くない
多くの場合、
同一機種の回転率は
ある程度そろえるものです。
また、イベントによっては
列や島単位で良調整にすることも
珍しくない。
スロットの設定投入とは
違いがありますね。
さて、その前提があると、
同一機種や同じ島の回転率も
大事な判別要素になります。
朝イチであれば
パッキーの残金とデータカウンタから、
他の台の回転率も
わりと容易に推測が可能なんです。
例えば、隣のお客さんの
・パッキー残高が5,000円
・回転数が100回転
だった場合。
多くのお客さんが
1万円をサンドに入れて
うち始めることから、
「投資5,000円で100回転」
と推測できます。
つまり、20/k。
こんな具合に、
同一機種や同じ島の回転率を
推測していったとき、
回転率が大してよくないのであれば、
自分の台も同じようによくない可能性が
極めて高い。
やめておいた方が
無難なケースです。
④ 打感が悪い
回転率の良い台を何度もうつと、
「よく回る雰囲気」というものを
感じるようになります。
逆に言うと、
「これはきつそうだな…」という
「回りそうもない雰囲気」も
感じるように。
- ヘソに集まる玉が少ない
- ステージからの入賞率が明らかに悪い
- ヘソ手前で失速し、ヘソの高さまで跳ねない
- バラ釘や風車でアウトにこぼれていく玉が多い
- 他入賞の入賞率が悪い(ジャラジャラと払い出されることが少ない) ※ ヘソ1賞球の場合
「打感」というくらいなので
本当に感覚です。
打感だけを頼りにするのは
危険ですが、
①〜③の理由と複合するなら、
より強いヤメる根拠になりますね。
1万円は様子を見るケース

一方次のようなケースでは、
最初の3~5,000円の回転率が
ボーダーを下回っていたとしても、
少なくとも
1万円までは様子を見ます。
- イベントや旧イベ日で、機種・島単位で良調整が確実にある
- ヘソ、寄り、他入賞等が間違いなく良調整
- 同じ機種・島の客の回転率が良い
- 打感が良い
① イベントや旧イベ日で、機種・島単位で良調整が確実にある
「良調整が確実にある」と
分かっているなら、
粘る価値はあります。
むしろ
あまりに早く見切りすぎて、
せっかくの良調整を捨ててしまったとしたら
かなりもったいないですからね。
ただし、過去の状況から
「信頼できる店舗である」ことが
前提となります。
いくらイベント日でも、
ガセる店舗だとしたら
粘る理由にはなりません。
② ヘソ、寄り、他入賞等が間違いなく良調整
- ヘソは空いている
- 寄りもプラス調整
- バラ釘や他入賞は無調整
こんな釘調整であれば、
「回らない理由がない」ですよね。
3~5,000円での回転率が
ボーダーを下回っていたとしても、
下ブレである可能性が
極めて高いでしょう。
ある程度釘読みができる
前提にはなりますが、
こんなケースであれば、
絶対続行です。
③ 同じ機種・島の客の回転率が良い
前章でお話した方法で
同じ機種・島の客の回転率を
推測していったとき、
ボーダー+2~3回転の台が
半分以上確認できたとしたら。
自分の台も、同じように
良調整である可能性が
高いですよね。
3~5,000円で
ボーダーを下回っていたとしても、
根拠を元に「下ブレだろう」と
考えられます。
似たような理由で、
同じ機種・島で専業(プロ)が
粘っている場合も、
続ける根拠になります。
④ 打感が良い
- ヘソによく玉が集まる
- ステージからの入賞率が良い
- 道釘までたどり着く玉が比較的多い
- 道釘で玉がよく跳ね、ヘソを超えていく動きも多い
- 他入賞の入賞率が良い(ジャラジャラと払い出されることが多い) ※ ヘソ1賞球の場合
上記のような動きが感じられたら、
「今は下ブレで、
あとから伸びそうだな」と
感じられます。
①〜③の理由と複合するなら、
より強い続ける根拠になります。
目標回転率を決めておく

本記事では、
「3~5,000円での回転率が
ボーダーを下回っていた場合」
として
話を進めてきました。
「回転率が悪い」という
抽象的な表現ではなく、
「3~5,000円での回転率が
ボーダーを下回っている」という方が
具体的でイメージしやすいですからね。
ただ、この
「ボーダーを下回った」という
ラインの設定は、
目標回転率によります。
どういうことか。
例えば、
ボーダー20/kの機種の場合。
目標回転率が22/kであれば、
20/k(ボーダー)は「やや足りない」程度です。
しかし、目標回転率が25/kであれば、
20/k(ボーダー)は「かなり足りない」ですよね。
25/kを狙っている人は、
最初の3~5,000円で
20/kなのであれば即ヤメでしょう。
こんな具合に、
目標回転率がある程度決まっていないと、
見切りのライン設定ができないんです。
最低でもボーダー+2回転はほしい
私の場合。
最低でも期待時給が
1,000円は欲しい。
平均的に、
1時間で通常が180回転とすると、
最低限必要な回転単価は
5.5円程度。
(1,000 ÷ 180 ≒ 5.5)
そうなると、
ボーダー+2回転は必要になります。
なので、
私の場合は「ボーダー+2回転」
これが最低限必要な目標回転率の
ラインとなります。
※ 「回転単価」については、
以下のLINE公式アカウント内で
公開しているコンテンツで
詳しく解説しています。
コンテンツ名:「パチンコのボーダーってどうやって計算すればいいの?」
「見切りのライン」設定
「本当に良調整なら
このラインを下回ることは
確率的に低いよね」
そんなライン。
これが、私の場合は
「目標回転率-3回転」です。
目標回転率が22/kなら、
19/kを下回るようなら
ヤメを考えるということ。
実践データを元に
設定しています。
私は、稼働する際は
いくらで何回転したのか
記録をとるようにしています。
このデータを見ると、
たった3~5,000円だとしても
7~80%の確率で
その台の「本来の回転率-3回転以上」は回る
ということが分かっています。
だから、私は「目標回転率-3回転」を
見切りのラインとして設定しています。
こんな具合に
見切りのラインを
設定しておくと、
押し引きの基準が作れるので
おすすめです。
おわりに

本記事のまとめ。
- 最低でもボーダー+2回転
- 目標回転率-3回転
3~5,000円での回転率が
見切りのラインに届かなかった場合…
- イベント等が何も入っていない
- 釘調整(釘読み)に不安な部分が少なからずある
- 同じ機種・島の客の回転率が良くない
- 打感が悪い
- イベントや旧イベ日で、機種・島単位で良調整が確実にある
- ヘソ、寄り、他入賞等が間違いなく良調整
- 同じ機種・島の客の回転率が良い
- 打感が良い
私の場合はこんな具合に
押し引きをはかっています。
ちなみに、
1万円うちきったあとの押し引きについては、
以下の記事を参考にしてみてください。
「【決定版】1万円分の回転率の信頼度を、423万円分の実戦データを元に分析してみた」