立ち回り

【決定版】1万円分の回転率の信頼度を、423万円分の実戦データを元に分析してみた


本記事を読めば、

はじめの1万円の回転率が
どれほど信用できるのか

が分かるようになります。

これが分かれば、
「負ける台」に無駄に投資する
可能性をかなり下げられる
ように
なるでしょう。

パチンコで負けている人
パチンコで負けている人
ボーダーが18回/千円の機種で、最初の1万円が170回転だった…
でも1万円じゃ下ブレることもあるって聞くし続けたほうがいいのかな…?

こんなときも、
ある程度根拠をもって
続けるかやめるかの
判断ができるようになります。

本記事は、以下2記事の続きであり決定版。

1万円分の回転率の信頼度を、113万円分の実戦データを元に分析してみた
【続報】1万円分の回転率の信頼度を、241万円分の実戦データを元に分析してみた

またあとで話しますが、
今回はよりデータの精度を高めるために
抽出するデータを厳選しています。

ぜひ稼働にお役立ていただき、
勝率アップにつなげてください!

【結論】1万円分の回転率の信頼度

【結論】1万円分の回転率の信頼度

信頼度92%

「本来の回転率」と比較した時
「-2回転以上回る」信頼度

これが約92%とわかりました。

言葉の定義や集計データについて
次章から細かく解説していきます。

【実践値詳細】1万円分の回転率の信頼度

【実践値詳細】1万円分の回転率の信頼度

算出条件

本来の回転率

あらためて、
その台の「本来の回転率」を
どのように定義しているか。

最も正しいのは、
釘師(店長)に聞くこと。

「1,000円あたり
 何回転で調整していますか?」

ですが、そんなことは無理。

ということで、ここでは
以下のように定義しています。

本来の回転率

  • トータル6万円以上使った場合の、最終回転率

6万円以上回せばある程度その台の
「本来の回転率」に近づく
だろう

という前提です。

したがって
私の実践データのうち、

6万円以上使っていない
台のデータは対象外としています。

※ 過去の2記事では、
 「4万円以上使った場合」として
 集計してきました。

 しかし、より精度をあげるため
 「6万円以上使った台」に厳選して
 データを集めました。

1万円ごとの乖離

「本来の回転率」と
比較して、

1万円分の回転率は
何回転分の差があるか。

これを集計していきます。

例えば次の表は、
2022/4/23「とある科学の超電磁砲」の
実践データです。

# 回転数 投資(千円)
236 10
206 10
261 10
204 10
195 10
225 10
211 10
200 10
合計 1,738 80
平均 21.73 1

終日うって
合計8万円使っているので、

最終の回転率(21.73回/千円)は
「本来の回転率」に
かなり近いはず。
(と仮定する)

この21.73回/千円を基準に、
1万円ごとの回転率が

どれほど乖離しているのか
まとめた表が以下の通り。

# 回転数 投資
(千円)
回転率 乖離
236 10 23.6 1.88
206 10 20.6 -1.13
261 10 26.1 4.38
204 10 20.4 -1.33
195 10 19.5 -2.23
225 10 22.5 0.77
211 10 21.1 -0.63
200 10 20.0 -1.73
合計 1,738 80
平均 21.73 1

「本来の回転率」より
4回転以上回ったこともあれば、

2回転以上回らなかったことも
ありますね。

さて、この「乖離」の値を
実践データを元に
423万円分集計
していきました。

1万円ごとの乖離の分布

乖離の分布 件数 割合(%)
6 〜 6.5 1 0.24
5.5 〜 6 0 0
5 〜 5.5 0 0
4.5 〜 5 0 0
4 〜 4.5 2 0.47
3.5 〜 4 4 0.95
3 〜 3.5 5 1.18
2.5 〜 3 10 2.36
2 〜 2.5 13 3.07
1.5 〜 2 26 6.15
1 〜 1.5 38 8.98
0.5 〜 1 43 10.17
0 〜 0.5 65 15.37
-0.5 〜 0 66 15.6
-1 〜 -0.5 55 13
-1.5 〜 -1 33 7.8
-2 〜 -1.5 30 7.09
-2.5 〜 -2 18 4.26
-3 〜 -2.5 9 2.13
-3.5 〜 -3 2 0.47
-4 〜 -3.5 1 0.24
-4.5 〜 -4 0 0
-5 〜 -4.5 0 0
-5.5 〜 -5 1 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 0 0
-7 〜 -6.5 1 0.24
423 100

今回の分布もきれいな山なりになりました。

乖離の分布グラフ(423万円分)

▲423万円分データの分布グラフ

過去記事で紹介した
113万円分データ、
241万円分データも
のせておきます。

乖離の分布グラフ(241万円分)

▲241万円分データの分布グラフ

乖離の分布グラフ(113万円分)

▲113万円分データの分布グラフ

過去データのグラフでは
どうしても凸凹ができていましたが、

今回の423万円分データでは
凸凹のないほぼ左右対称の
きれいな山なりになりましたね。

ではもう少し深掘りします。

ケース1)信頼度92%

1万円分の回転率が
「本来の回転率」と比較した時、

「-2回転以上回る」場合の信頼度が
約92%です。

乖離の分布 件数 割合(%)
6 〜 6.5 1 0.24 92.43
5.5 〜 6 0 0
5 〜 5.5 0 0
4.5 〜 5 0 0
4 〜 4.5 2 0.47
3.5 〜 4 4 0.95
3 〜 3.5 5 1.18
2.5 〜 3 10 2.36
2 〜 2.5 13 3.07
1.5 〜 2 26 6.15
1 〜 1.5 38 8.98
0.5 〜 1 43 10.17
0 〜 0.5 65 15.37
-0.5 〜 0 66 15.6
-1 〜 -0.5 55 13
-1.5 〜 -1 33 7.8
-2 〜 -1.5 30 7.09
-2.5 〜 -2 18 4.26 7.57
-3 〜 -2.5 9 2.13
-3.5 〜 -3 2 0.47
-4 〜 -3.5 1 0.24
-4.5 〜 -4 0 0
-5 〜 -4.5 0 0
-5.5 〜 -5 1 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 0 0
-7 〜 -6.5 1 0.24
423 100

これが、冒頭に話した
信頼度です。

例えば、
「本来の回転率」が
22回/千円だとしたら、

10回に9回は
1万円で20回以上回るということに。

ケース2)信頼度78%

次は、
「本来の回転率」と比較した時

「-1回転以上回る」場合の信頼度
見てみましょう。

乖離の分布 件数 割合(%)
6 〜 6.5 1 0.24 77.54
5.5 〜 6 0 0
5 〜 5.5 0 0
4.5 〜 5 0 0
4 〜 4.5 2 0.47
3.5 〜 4 4 0.95
3 〜 3.5 5 1.18
2.5 〜 3 10 2.36
2 〜 2.5 13 3.07
1.5 〜 2 26 6.15
1 〜 1.5 38 8.98
0.5 〜 1 43 10.17
0 〜 0.5 65 15.37
-0.5 〜 0 66 15.6
-1 〜 -0.5 55 13
-1.5 〜 -1 33 7.8 22.46
-2 〜 -1.5 30 7.09
-2.5 〜 -2 18 4.26
-3 〜 -2.5 9 2.13
-3.5 〜 -3 2 0.47
-4 〜 -3.5 1 0.24
-4.5 〜 -4 0 0
-5 〜 -4.5 0 0
-5.5 〜 -5 1 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 0 0
-7 〜 -6.5 1 0.24
423 100

上記の通り、信頼度は約78%。

「本来の回転率」が
22回/千円だとしたら、

5回に4回は
1万円で21回以上回る計算。

ケース3)信頼度49%

最後に、
「本来の回転率以上回る」場合の
信頼度
を見てみましょう。

乖離の分布 件数 割合(%)
6 〜 6.5 1 0.24 48.94
5.5 〜 6 0 0
5 〜 5.5 0 0
4.5 〜 5 0 0
4 〜 4.5 2 0.47
3.5 〜 4 4 0.95
3 〜 3.5 5 1.18
2.5 〜 3 10 2.36
2 〜 2.5 13 3.07
1.5 〜 2 26 6.15
1 〜 1.5 38 8.98
0.5 〜 1 43 10.17
0 〜 0.5 65 15.37
-0.5 〜 0 66 15.6 51.06
-1 〜 -0.5 55 13
-1.5 〜 -1 33 7.8
-2 〜 -1.5 30 7.09
-2.5 〜 -2 18 4.26
-3 〜 -2.5 9 2.13
-3.5 〜 -3 2 0.47
-4 〜 -3.5 1 0.24
-4.5 〜 -4 0 0
-5 〜 -4.5 0 0
-5.5 〜 -5 1 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 0 0
-7 〜 -6.5 1 0.24
423 100

当たり前と言えば当たり前ですが、
ほぼ50%の数値に落ち着きました。

過去データとの比較まとめ

過去データとの比較まとめ

113万円分
データ
241万円分
データ
423万円分
データ
「本来の回転率-2回転以上回る」信頼度 90% 93% 92%
「本来の回転率-1回転以上回る」信頼度 76% 78% 78%
「本来の回転率以上回る」信頼度 47% 46% 49%

やめるか続けるかの判断に生かす

やめるか続けるかの判断に生かす

このデータを、
実際の稼働でどう生かすかは
あなた次第。

本章では、
今回のデータの生かし方の例を
私なりに考えてみました。

目標回転率「-2回」以上回らなかったら…

「本来の回転率」と比べて
「-2回」以上下ブレることは
約7.6%でした。

乖離の分布 件数 割合(%)
-2.5 〜 -2 18 4.26 7.57
-3 〜 -2.5 9 2.13
-3.5 〜 -3 2 0.47
-4 〜 -3.5 1 0.24
-4.5 〜 -4 0 0
-5 〜 -4.5 0 0
-5.5 〜 -5 1 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 0 0
-7 〜 -6.5 1 0.24

7.6%をどうとらえるかは
人それぞれですが、

一般的に決して
高い確率ではありません。

最初の1万円で
目標回転率より「-2回」以上
下回っていたら見切る。

この基準をもって立ち回るのは
1つの方法と言えるでしょう。

ちなみに私の場合、目標回転率は
「最低でもボーダー+2回転」と
しています。

つまり、

「最初の1万円で
 ボーダーを下回ったらやめ」

これが基本的な考え方です。

2回連続で目標回転率を下回ったら…

「本来の回転率」を下回る確率は
約51%でした。

乖離の分布 件数 割合(%)
-0.5 〜 0 66 15.6 51.06
-1 〜 -0.5 55 13
-1.5 〜 -1 33 7.8
-2 〜 -1.5 30 7.09
-2.5 〜 -2 18 4.26
-3 〜 -2.5 9 2.13
-3.5 〜 -3 2 0.47
-4 〜 -3.5 1 0.24
-4.5 〜 -4 0 0
-5 〜 -4.5 0 0
-5.5 〜 -5 1 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 0 0
-7 〜 -6.5 1 0.24

およそ50%とみなしましょう。

2分の1となると、
さすがに1回では判別できない。

ただ、悪い方の2分の1を
2回連続で引く確率は25%。

(1/2 × 1/2 = 1/4)

裏を返すと、
2万円使った時に、

75%で少なくともどちらかの1万は
目標回転率に届くということ。

2万円使って
どちらも目標回転率に
届かなかったらヤメ

こういう判断も
1つの方法です。

もちろん、
75%を高いと見るか
低いと見るかは、

意見が割れるところかとは
思いますが…

参考程度にご覧ください

参考程度にご覧ください

過去の記事でもお伝えしていますが、
今一度。

実践値を元にしているので、
データ自体は正確です。

しかし、あくまで
参考程度に見ていただきたいです。

というのも、今回紹介した
データにはある欠点が。

それが、

全ての機種が混ざっている

ということ。

本当のベストは
機種ごとに集計することです。

機種が混ざっていると
条件がそろっていないからですね。

パチンコには
どうしても「回転ムラ」が
あります。

そしてこの「回転ムラ」の度合いは、
機種ごとに変わる
と感じます。

  • ゲージ
  • ヘソ賞球数

こういったものに
影響されてくるのでしょう。

少し具体的に
見てみます。

例えば、
次の表は「ヤマト2202」の
実践データ。

# 回転数 投資 回転率 乖離
211 10 21.1 1.1
190 10 19.0 -1.0
202 10 20.2 0.2
188 10 18.8 -1.2
200 10 20.0 0.0
204 10 20.4 0.4
105 5 21.0 1.0
合計 1,300 65
平均 20.0 1

「本来の回転率」から
ほとんど乖離していません。

「回転ムラ」が小さい機種と
言えるでしょう。

もし、「ヤマト2202」の
実践データだけで乖離の分布を作った場合、

「本来の回転率」付近に
多く集まることが
予想できます。

(統計用語で「分散」が小さい)

一方、次の表は
「ガンダムユニコーン」の
実践データ。

# 回転数 投資 回転率 乖離
188 10 18.8 -2.11
208 10 20.8 -0.11
233 10 23.3 2.39
210 10 21.0 0.09
186 10 18.6 -2.31
230 10 23.0 2.09
209 10 20.9 -0.01
合計 1,464 70
平均 20.91 1

「本来の回転率」から、
「-2回」以上の下ブレ、
「2回」以上の上ブレが
何度も確認できます。

「回転ムラ」が
大きい機種と言えそうです。

もし、「ガンダムユニコーン」の
実践データだけで乖離の分布を作った場合、

「本来の回転率」から
下にも上にも離れたところに
分布が多く存在するでしょう。

(統計用語で「分散」が大きい)

こういった具合に、
機種ごとに回転ムラの度合いが
大きく違うと考えられる。

それらの機種を全て
合算して集計している点を
ご容赦ください。

おわりに

おわりに

最後に本記事のおさらい。

423万円分の実践データを元に
分析したところ、

1万円で…

  • 「本来の回転率より-2回転以上回る」信頼度が約92%
  • 「本来の回転率より-1回転以上回る」信頼度が約78%
  • 「本来の回転率以上回る」信頼度が約49%

あなたの期待値稼働の
お役に立てれば幸いです。

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