本記事は、1万円分の回転率の信頼度を、113万円分の実戦データを元に分析してみたの続編です。
113万円分のデータと比べて、
変化があったところのみお伝えします。
データの算出条件等は、
上記の記事をご参照ください。
【結論】1万円分の回転率の信頼度

信頼度93%
「本来の回転率」と比較した時
「-2回転以上回る」場合の信頼度
で算出した場合の信頼度が93%とわかりました。
113万円分のデータのときは
信頼度90%だったので、
信頼度はより上がった結果になりました。
【実践値詳細】1万円分の回転率の信頼度

1万円ごとの乖離の分布
乖離の分布 | 件数 | 割合(%) |
---|---|---|
6 ~ 6.5 | 1 | 0.41 |
5.5 ~ 6 | 0 | 0 |
5 ~ 5.5 | 0 | 0 |
4.5 ~ 5 | 0 | 0 |
4 ~ 4.5 | 1 | 0.41 |
3.5 ~ 4 | 3 | 1.24 |
3 ~ 3.5 | 5 | 2.07 |
2.5 ~ 3 | 4 | 1.66 |
2 ~ 2.5 | 7 | 2.9 |
1.5 ~ 2 | 14 | 5.81 |
1 ~ 1.5 | 20 | 8.3 |
0.5 ~ 1 | 19 | 7.88 |
0 ~ 0.5 | 36 | 14.94 |
-0.5 ~ 0 | 47 | 19.5 |
-1 ~ -0.5 | 30 | 12.45 |
-1.5 ~ -1 | 25 | 10.37 |
-2 ~ -1.5 | 12 | 4.98 |
-2.5 ~ -2 | 11 | 4.56 |
-3 ~ -2.5 | 3 | 1.24 |
-3.5 ~ -3 | 1 | 0.41 |
-4 ~ -3.5 | 1 | 0.41 |
-4.5 ~ -4 | 0 | 0 |
-5 ~ -4.5 | 0 | 0 |
-5.5 ~ -5 | 1 | 0.41 |
241 | 100 |
今回の分布もきれいな山なりになりましたね。
前回の113万円分データと比べると、
中央により分布が集中していることが分かります。

▲241万円分データの分布グラフ

▲113万円分データの分布グラフ
ではもう少し深掘りします。
ケース1)信頼度93%
1万円(10k)分の回転率が
「本来の回転率」と比較した時、
「-2回転以上回る」場合の信頼度が
約93%です。
乖離の分布 | 件数 | 割合(%) | |
---|---|---|---|
6 ~ 6.5 | 1 | 0.41 | 92.95 |
5.5 ~ 6 | 0 | 0 | |
5 ~ 5.5 | 0 | 0 | |
4.5 ~ 5 | 0 | 0 | |
4 ~ 4.5 | 1 | 0.41 | |
3.5 ~ 4 | 3 | 1.24 | |
3 ~ 3.5 | 5 | 2.07 | |
2.5 ~ 3 | 4 | 1.66 | |
2 ~ 2.5 | 7 | 2.9 | |
1.5 ~ 2 | 14 | 5.81 | |
1 ~ 1.5 | 20 | 8.3 | |
0.5 ~ 1 | 19 | 7.88 | |
0 ~ 0.5 | 36 | 14.94 | |
-0.5 ~ 0 | 47 | 19.5 | |
-1 ~ -0.5 | 30 | 12.45 | |
-1.5 ~ -1 | 25 | 10.37 | |
-2 ~ -1.5 | 12 | 4.98 | |
-2.5 ~ -2 | 11 | 4.56 | 7.05 |
-3 ~ -2.5 | 3 | 1.24 | |
-3.5 ~ -3 | 1 | 0.41 | |
-4 ~ -3.5 | 1 | 0.41 | |
-4.5 ~ -4 | 0 | 0 | |
-5 ~ -4.5 | 0 | 0 | |
-5.5 ~ -5 | 1 | 0.41 | |
241 | 100 |
これが、冒頭に話した
信頼度です。
例えば、
「本来の回転率」が
22回/kだとしたら、
10回に9回は
1万円(10k)で
20回以上回るということに。
ケース2)信頼度78%
次は、
「本来の回転率」と比較した時
「-1回転以上回る」場合の信頼度を
見てみましょう。
乖離の分布 | 件数 | 割合(%) | |
---|---|---|---|
6 ~ 6.5 | 1 | 0.41 | 77.59 |
5.5 ~ 6 | 0 | 0 | |
5 ~ 5.5 | 0 | 0 | |
4.5 ~ 5 | 0 | 0 | |
4 ~ 4.5 | 1 | 0.41 | |
3.5 ~ 4 | 3 | 1.24 | |
3 ~ 3.5 | 5 | 2.07 | |
2.5 ~ 3 | 4 | 1.66 | |
2 ~ 2.5 | 7 | 2.9 | |
1.5 ~ 2 | 14 | 5.81 | |
1 ~ 1.5 | 20 | 8.3 | |
0.5 ~ 1 | 19 | 7.88 | |
0 ~ 0.5 | 36 | 14.94 | |
-0.5 ~ 0 | 47 | 19.5 | |
-1 ~ -0.5 | 30 | 12.45 | |
-1.5 ~ -1 | 25 | 10.37 | 22.41 |
-2 ~ -1.5 | 12 | 4.98 | |
-2.5 ~ -2 | 11 | 4.56 | |
-3 ~ -2.5 | 3 | 1.24 | |
-3.5 ~ -3 | 1 | 0.41 | |
-4 ~ -3.5 | 1 | 0.41 | |
-4.5 ~ -4 | 0 | 0 | |
-5 ~ -4.5 | 0 | 0 | |
-5.5 ~ -5 | 1 | 0.41 | |
241 | 100 |
上記の通り、信頼度は78%。
「本来の回転率」が
22回/kだとしたら、
5回に4回は
1万円(10k)で
21回以上回る計算。
ケース3)信頼度46%
最後に、
「本来の回転率以上回る」場合の
信頼度を見てみましょう。
乖離の分布 | 件数 | 割合(%) | |
---|---|---|---|
6 ~ 6.5 | 1 | 0.41 | 45.64 |
5.5 ~ 6 | 0 | 0 | |
5 ~ 5.5 | 0 | 0 | |
4.5 ~ 5 | 0 | 0 | |
4 ~ 4.5 | 1 | 0.41 | |
3.5 ~ 4 | 3 | 1.24 | |
3 ~ 3.5 | 5 | 2.07 | |
2.5 ~ 3 | 4 | 1.66 | |
2 ~ 2.5 | 7 | 2.9 | |
1.5 ~ 2 | 14 | 5.81 | |
1 ~ 1.5 | 20 | 8.3 | |
0.5 ~ 1 | 19 | 7.88 | |
0 ~ 0.5 | 36 | 14.94 | |
-0.5 ~ 0 | 47 | 19.5 | 54.36 |
-1 ~ -0.5 | 30 | 12.45 | |
-1.5 ~ -1 | 25 | 10.37 | |
-2 ~ -1.5 | 12 | 4.98 | |
-2.5 ~ -2 | 11 | 4.56 | |
-3 ~ -2.5 | 3 | 1.24 | |
-3.5 ~ -3 | 1 | 0.41 | |
-4 ~ -3.5 | 1 | 0.41 | |
-4.5 ~ -4 | 0 | 0 | |
-5 ~ -4.5 | 0 | 0 | |
-5.5 ~ -5 | 1 | 0.41 | |
241 | 100 |
依然として
50%をわっていますね。
113万円分データとの比較まとめ

113万円分データ | 241万円分データ | |
---|---|---|
「本来の回転率-2回転以上回る」信頼度 | 90% | 93% |
「本来の回転率-1回転以上回る」信頼度 | 76% | 78% |
「本来の回転率以上回る」信頼度 | 47% | 46% |
大きな変化は見られませんでしたが…
「最初の1万円分の回転率が
目標回転率を2回転以上 下回ったらヤメる」
この立ち回りがより強固なものに
なりそうです。
参考程度にご覧ください

前回の記事でもお伝えしていますが、
今一度。
実践値を元にしているので、
データ自体は正確です。
しかし、あくまで
参考程度に見ていただきたいです。
というのも、今回紹介した
データには2つの欠点が。
- 全ての機種が混ざっている
- 241万円分では足りない
全ての機種が混ざっている
本当のベストは
機種ごとに集計することです。
機種が混ざっていると
条件がそろっていないからですね。
パチンコには
どうしても「回転ムラ」が
あります。
そしてこの「回転ムラ」は、
機種ごとに変わります。
- ゲージ
- ヘソ賞球数
こういったものに
影響されてくるんですね。
少し具体的に
見てみましょう。
例えば、
次の表は「ヤマト2202」の
実践データ。
# | 回転数 | 投資 | 回転率 | 乖離 |
---|---|---|---|---|
① | 211 | 10 | 21.1 | 1.1 |
② | 190 | 10 | 19.0 | -1.0 |
③ | 202 | 10 | 20.2 | 0.2 |
④ | 188 | 10 | 18.8 | -1.2 |
⑤ | 200 | 10 | 20.0 | 0.0 |
⑥ | 204 | 10 | 20.4 | 0.4 |
⑦ | 105 | 5 | 21.0 | 1.0 |
合計 | 1,300 | 65 | ||
平均 | 20.0 | 1 |
「本来の回転率」から
ほとんど乖離していません。
「回転ムラ」が小さい機種と
言えるでしょう。
もし、「ヤマト2202」の
実践データだけで乖離の分布を作った場合、
「本来の回転率」付近に
多く集まることが
予想できます。
(統計用語で「分散」が小さい)
一方、次の表は
「ガンダムユニコーン」の
実践データ。
# | 回転数 | 投資 | 回転率 | 乖離 |
---|---|---|---|---|
① | 188 | 10 | 18.8 | -2.11 |
② | 208 | 10 | 20.8 | -0.11 |
③ | 233 | 10 | 23.3 | 2.39 |
④ | 210 | 10 | 21.0 | 0.09 |
⑤ | 186 | 10 | 18.6 | -2.31 |
⑥ | 230 | 10 | 23.0 | 2.09 |
⑦ | 209 | 10 | 20.9 | -0.01 |
合計 | 1,464 | 70 | ||
平均 | 20.91 | 1 |
「本来の回転率」から、
「-2回」以上の下ブレ、
「2回」以上の上ブレが
何度も確認できます。
「回転ムラ」が
大きい機種と言えそうです。
もし、「ガンダムユニコーン」の
実践データだけで乖離の分布を作った場合、
「本来の回転率」から
下にも上にも離れたところに
分布が多く存在するでしょう。
(統計用語で「分散」が大きい)
こういった具合に、
機種ごとに回転ムラが大きく違う。
それらの機種を全て
合算して集計している点を
ご容赦ください。
241万円分では足りない
241万円分ということは、
1万円の試行を241回分ということ。
統計学的に、
241回分のデータは
やや信頼性に欠けます。
±10%ほどの誤差が
出てもおかしくない。
より信頼性の高い
データにするためには、
400回ほどの試行、
つまり400万円分くらいの
データが必要です。
今後も更新予定
ということで、
次回は400万円分のデータが
たまったらあらためてとりまとめます。
お楽しみに。
おわりに

最後に本記事のおさらい。
241万円分の実践データを元に
分析したところ、
- 「本来の回転率より-2回転以上回る」信頼度が約93%
- 「本来の回転率より-1回転以上回る」信頼度が約78%
- 「本来の回転率以上回る」信頼度が約46%
あなたの期待値稼働の
お役に立てれば幸いです。