【保存版】最初の5千円の回転数で見切ることは可能? 〜635万円分の実戦データから考察〜


本記事は、以下記事の続編です。


>>> 【保存版】最初の1万円の回転数で見切ることは可能? 〜927万円分の実戦データから考察〜
アイキャッチ

上記記事を読まれている前提で
構成しているため、
説明がかぶる部分は
割愛しています。

必ず、上記記事をご覧になってから
本記事をお読みください。

【結論】最初の5千円の回転数で見切ることは可能か?

【結論】最初の5千円の回転数で見切ることは可能か?

場合によっては可能

最初の5千円での回転率が、
「目標回転率」と比べて
「-2.5回未満」だったら見切ってOK

【実践値詳細】5千円分の回転率の信頼度

【実践値詳細】5千円分の回転率の信頼度

算出条件

5千円ごとの乖離(かいり)

「本来の回転率」と
比較して、

5千円分の回転率は
何回転分の差があるか。

これを集計していきます。

例えば次の表は、
2023/9/16「とある科学の超電磁砲」の

5千円ごとに何回転だったのかを
まとめた実践データです。

# 回転数 投資(千円)
97 5
104 5
84 5
98 5
104 5
98 5
100 5
96 5
123 5
88 5
119 5
131 5
106 5
84 5
111 5
合計 1,543 75
平均 20.57 1

合計¥75,000使っているので、
最終の回転率(20.57回/千円)は
「本来の回転率」にかなり近いはず。
(と仮定する)

この20.57回/千円を基準に、
5千円ごとの回転率が

どれほど乖離しているのか
(差があるのか)
まとめた表が以下の通り。

# 回転数 投資
(千円)
回転率 乖離
97 5 19.4 -1.17
104 5 20.8 0.23
84 5 16.8 -3.77
98 5 19.6 -0.97
104 5 20.8 0.23
98 5 19.6 -0.97
100 5 20 -0.57
96 5 19.2 -1.37
123 5 24.6 4.03
88 5 17.6 -2.97
119 5 23.8 3.23
131 5 26.2 5.63
106 5 21.2 0.63
84 5 16.8 -3.77
111 5 22.2 1.63
合計 1,543 75
平均 20.57 1

「本来の回転率」より
5回転以上回ったときもあれば、

3回転以上回らなかったときも
ありますね。

さて、この「乖離」の値を
実践データを元に
635万円分集計
していきました。
(1,269件分のデータ)

5千円ごとの乖離の分布

乖離の分布 件数 割合(%)
7 〜 7.5 1 0.08
6.5 〜 7 0 0
6 〜 6.5 0 0
5.5 〜 6 5 0.39
5 〜 5.5 4 0.31
4.5 〜 5 8 0.63
4 〜 4.5 16 1.26
3.5 〜 4 25 1.97
3 〜 3.5 34 2.68
2.5 〜 3 42 3.31
2 〜 2.5 70 5.51
1.5 〜 2 94 7.4
1 〜 1.5 94 7.4
0.5 〜 1 108 8.5
0 〜 0.5 128 10.08
-0.5 〜 0 126 9.92
-1 〜 -0.5 105 8.27
-1.5 〜 -1 123 9.69
-2 〜 -1.5 81 6.38
-2.5 〜 -2 76 5.98
-3 〜 -2.5 51 4.02
-3.5 〜 -3 30 2.36
-4 〜 -3.5 20 1.57
-4.5 〜 -4 11 0.87
-5 〜 -4.5 13 1.02
-5.5 〜 -5 3 0.24
-6 〜 -5.5 0 0
-6.5 〜 -6 1 0.08
-7 〜 -6.5 1 0.08
1,269 100

表の中心に行けば行くほど、
「5千円で本来の回転率通りに回った」
件数ということになります。

逆に、表の上側や下側に行くほど、
「5千円で本来の回転率より
 上振れた(下振れた)」
件数ということですね。

分布の件数を
棒グラフに表してみると以下の通り

乖離の分布グラフ(1,269件)

▲1,269件分データの分布グラフ

完全に左右対称の
きれいな山なりのグラフ…

とはいかなかったものの、
ある程度左右対称なグラフになりましたね。

1万円ごとのデータで
集計した場合の分布グラフも
もう一度見てみましょう。
(927万円分データ)

乖離の分布グラフ(927万円分)

▲1万円ごとの回転率の乖離を表した分布グラフ

5千円のときと比べて、
グラフがギュッと真ん中に
寄っていることがよくわかります。

当然と言えば当然ですが、

「5千円よりも1万円の方が
 本来の回転率と比べて
 ブレることが少なくなる」

ということですね。

さて、もう少し深掘りましょう。

ポイントを決めて分けてみる

「-2.5回未満」と「-2.5回以上」で分けてみる

「-2.5回」で分けたグラフ

5千円分の回転率が
「本来の回転率」と比較した時、

「-2.5回以上回る」可能性が
約90%です。

例えば、
「本来の回転率」が
20回/千円だとしたら、

10回に9回は
5千円で88回以上
(17.5回/千円以上)
回るということに。

言い換えると…

「目標回転率」が20回/千円だとしたら、
最初の5千円で88回(17.5回/千円)に満たなかったら
やめてもいいのでは?
ということです。

これが、冒頭でお話しした結論の
根拠となるデータです。

「-2.5回以上 90%の法則」とでも
名付けましょうか。

これ覚えておくと、
最初の5千円でスパッと
見切れるケースがありそうですよね。

では、分けるポイントを
少しずつずらしていってみましょう。

「-2回未満」と「-2回以上」で分けてみる

「-2回」で分けたグラフ

「-2回以上」は約84%

例えば、
「本来の回転率」が
20回/千円だとしたら、

10回に8〜9回程度は
5千円で90回以上
(18回/千円以上)
回るということ。

最初の5千円で
押し引きを考える際に、

こちらもそこそこ
目安にできそうな数値ですね。

「-1.5回未満」と「-1.5回以上」で分けてみる

「-1.5回」で分けたグラフ

「-1.5回以上」は約77%

ん〜ここまでくると
押し引きに使う目安には
できなさそうです。。

裏を返せば、

約23%(4〜5回に1回)は
-1.5回未満の下振れが起こる

ということですからね。

「-1回未満」と「-1回以上」で分けてみる

「-1回」で分けたグラフ

「-1回以上」だと約68%

「-0.5回未満」と「0.5回以上」で分けてみる

「0.5回」で分けたグラフ

「-0.5回以上」だと約59%

「±0回未満」と「±0回以上」で分けてみる

「±0回」で分けたグラフ

見事に真っ二つ。

「+0.5回未満」と「+0.5回以上」で分けてみる

「+0.5回」で分けたグラフ

「-0.5回」で分けた時と
きれいに反転していますね。

「+1回未満」と「+1回以上」で分けてみる

「+1回」で分けたグラフ

少し見方を
変えてみましょう。

「本来の回転率」よりも
+1回以上、上振れる確率が約31%
(約3回に1回)ということ。

「目標回転率」が
「20回」だった場合、

¥15,000使ったら1度くらいは
「5千円で105回以上(21回/千円以上)」が
あって欲しいなぁって感じ。

「+1.5回未満」と「+1.5回以上」で分けてみる

「+1.5回」で分けたグラフ

「+1.5回以上」上振れることは
約23%
(4回に1回くらい)

「+2回未満」と「+2回以上」で分けてみる

「+2回」で分けたグラフ

「+2回以上」上振れることは
約16%
(6回に1回くらい)

「+2.5回未満」と「+2.5回以上」で分けてみる

「+2.5回」で分けたグラフ

「+2.5回以上」の上振れが起こるのは
約10%
(10回に1回くらい)

逆に言えば、
「目標回転率」が20回/千円だったとして、
最初の5千円で113回(22.5回/千円)以上回ったら…?

それはつまり
20回/千円以上回る可能性が
グッと高くなるということですよね。

範囲を絞ってみる

「±3回」の範囲で絞ってみる

「±3回」で絞ったグラフ

±3回の範囲内に
収まる確率が約86%

「本来の回転率」が
20回/千円だとしたら、

最初の5千円で
85〜115回に収まる確率が
約86%ということ。

言い換えると、

例えば
最初の5千円で100回だとしたら、
「最終回転率」は約86%で
17〜23回/千円の間に
落ち着くだろうということ。

ん〜…

まぁそりゃそうだろうねって感じ笑

ちょっと±3回だと
押し引きに使うには
範囲が広すぎる感じがしてしまいます。

加えて、約86%という数字も
ちょっとこころもとない。

ここから範囲をさらに絞っていくと
どうなるか見てみましょう。

「±2.5回」の範囲で絞ってみる

「±2.5回」で絞ったグラフ

約79%で±2.5回に収まる。

裏を返すと、
5回に1回はこの範囲外に
上ブレたり下ブレたりするということ。

5千円程度だと
やはり回転率っていうのは
かなりブレるのがよくわかりますね。

「±2回」の範囲で絞ってみる

「±2回」で絞ったグラフ

約68%で±2回に収まる。

ここまでくると
押し引きにはまったく使えない
数字ですね。

「±1.5回」の範囲で絞ってみる

「±1.5回」で絞ったグラフ

約54%で±1.5回に収まる。

言い換えると、2回に1回は
「最終回転率」の±1.5回に
収まるよってことですね。

ただ、50%だの55%だのって
本当にアテにならんからな…笑

実際の稼働データで検証してみる

2023/9/16に実践した
超電磁砲のデータを使って、

どの程度±1.5回に収まっているのか
見てみましょうか。

# 回転数 投資(千円)
97 5
104 5
84 5
98 5
104 5
98 5
100 5
96 5
123 5
88 5
119 5
131 5
106 5
84 5
111 5
合計 1,543 75
平均 20.57 1

「最終回転率」が20.57回/千円なので、
5千円で95〜110回になっていれば
±1.5回だったってことですよね。

1番右側の列に、
「95〜110回かどうか」を
○×で追加してみました。

# 回転数 投資(千円) 95〜110回
かどうか
97 5
104 5
84 5 ×
98 5
104 5
98 5
100 5
96 5
123 5 ×
88 5 ×
119 5 ×
131 5 ×
106 5
84 5 ×
111 5 ×
合計 1,543 75
平均 20.57 1

95回〜110回に収まっているのが
15回中8回(53.3%)

この日の稼働では、
だいたいデータ通りの
回転数の推移になっていますね。

それでも、
前半はかなり安定していましたが、

後半になって上ブレと下ブレが
激しくなっています。

「±1回」の範囲で絞ってみる

「±1回」で絞ったグラフ

約37%で±1回に収まる。

「±0.5回」の範囲で絞ってみる

「±0.5回」で絞ったグラフ

±0.5回まで来ると、
収まらない可能性の方が
ずいぶん高い(約80%)。

最初の5千円の回転率
= その台の「最終回転率」

と考えるのが
いかに危険かってことが
よく分かります。

最初の5千円での回転率だけを見て

「めっちゃ回る!最高!」
とも言えないし、
「全然回らん!ボッタクリ!」
とも言えない
ってことですね。

押し引きに生かすには?

押し引きに生かすには?

あらためて、このデータを
実際の稼働でどう生かすか。

ダイなりの考察を
最後にまとめておきます。

最初の5千円を打ち終わったあと

「やめた方がいい」のサイン

「目標回転率」を
-2.5回以上、下回ってるなら
やめてOK。

「-2.5回以上 90%の法則」を
そのまま使います。

「-2回」で分けたグラフ

20回/千円が目標回転率なら、
最初の5千円で88回未満だったらやめ

こんな具合ですね。

もちろん、90%を
高いと見るか低いと見るかは
人それぞれ。

それでも、一般的には
わりと高い確率だと思うので、
これは一つの目安に使って
よいのでは?と思います。

ちなみにダイの場合、目標回転率は
「ボーダー+2回転以上」というケースが
多いため、

「最初の5千円で
 ボーダー-0.5回を下回ったらやめ」

これが基本的な目安となります。

「粘った方がいい」のサイン

「目標回転率」を
2.5回以上、上回っているなら
しばらく粘ってOK。

「本来の回転率」より
2.5回以上回る確率は約11%でした。

「+2回」で分けたグラフ

20回/千円が目標回転率のとき
最初の5千円で113回以上だったとしたら。

それは、

「20回/千円程度のポテンシャルだけど
 上振れてしまった」

というよりは、

「20回/千円以上のポテンシャルを
 持っている可能性が高い」

と言えるわけですよね。

よほどのことがなければ
2〜3万円くらいは様子を見たいところ。

まぁそんなこと言われなくても、
ルンルンで回すと思いますが笑

サインをざっくりまとめると…

最初の5千円の回転率が「目標回転率」と比べて… 押し引き スロットで例えるなら…
-2.5回以下 やめてOK 低設定示唆”強”
-2回以下 やめてもいいかも 低設定示唆”中”
-2〜1.5回 慎重派ならやめていいかも 低設定示唆”弱”
+1.5〜2回 ちょっと期待して続行 高設定示唆”弱”
+2回以上 わりと期待して続行 高設定示唆”中”
+2.5回以上 しばらく粘る 高設定示唆”強”

1万円分のデータと組み合わせるとさらに効果的

1万円分のデータと組み合わせるとさらに効果的

前回ご覧いただいた、
「1万円分の回転率の信頼度」について
考察した以下の記事。

>>> 【保存版】最初の1万円の回転数で見切ることは可能? 〜927万円分の実戦データから考察〜
アイキャッチ

上記記事と、本記事。

2つの記事の内容を
知っておけば、

  • 期待値のない「負ける台」は、高確率で早くに見切ることができる
  • どの程度の上ブレや下ブレが起こるものなのかを把握でき、回転ムラに悩まされることが減る

といった感じで、
かなり安定したメンタルで
稼働できるようになるかと。

「勝てる台」に長く打つことよりも、
「負ける台」を打つ時間を
極力短くすることの方が大事

だったりします。

ぜひあなたのパチンコ力を
高めることにお役立てください!

ギャラリー

ギャラリー

本記事で使用したデータの
一覧表、グラフのみを集めた
ギャラリーも特典としてご用意しました!

【ギャラリー】最初の5千円の回転数で見切ることは可能? 〜635万円分の実戦データから考察〜

ブックマークしておけば、
稼働時に気になった時だけ
すぐに見返すことができます。

稼働にお役立てください^ ^

特別なご案内

副業パチンカーによる
副業パチンカーのための
オンラインコミュニティ

そんなクローズドな環境へ、
本記事を読まれたあなたを
特別にご招待
させていただきます!

詳細については、
招待状をご覧いただければと
思いますが、

  • 気軽に質問できる環境
  • 日々メンバー間で情報交換
  • 店舗名も出して情報のシェア
  • スロットで稼ぐための情報もアリ
  • 本記事で紹介したような詳細な実践データも共有

と言った感じで、
他に見たことのない
唯一無二の環境になっています。

メンバーからも、

  • 間違いなく、入って良かった!
  • モチベと収支が向上しました!
  • 無料サイトでは得られない情報満載
  • メンバーが親切で丁寧に教えてくれるので、居心地がいい
  • このコミュニティのおかげで、年間ミリオン達成できました!

などなど…

かなりご好評を
いただいております^ ^

ただここだけの話…

・あまり大人数にしたくない
・コミュニティの治安を守りたい

といった理由で、
おおっぴらにメンバー募集を
しておりません。

駄菓子菓子!

学ぶ意欲があり、
向上心を持ってパチンコに
取り組んでいるそんなあなたなら、
私たちは大歓迎
です!

以下の招待状からの募集は
3日間限定なので、
今すぐにご確認くださいね。

>>招待状を開く

ここから先、1万円データ記事でも
お伝えした内容の再掲です。

大事なことなのであらためて…

「自分の台の回転率」以外の情報もかなり大事

やや小難しい話を
ここまでご覧いただいたあなたは
お気付きかと思います。

とりあえず、最初の5千円の回転率ってあまりアテにならんのね

そう、その通りなんです。

5千円だけ打って、
「この台は◯回/千円」って
ピンポイントで予想するのは
ほぼ不可能に近い。

基本的には数万円打ち込んで
ようやく「本来の回転率」が
だんだんと見えてくるもの。

ただ、毎回毎回数万円打ち込んでは
いられないですよね?

となると、「自分の台の回転率」
以外の情報も見ながら
総合的に押し引きの判断をする
のが
いいでしょう。

  • 今日その店は特定日か?または取材系イベントが入っているか?
  • 同じ機種を粘っているプロっぽい人がいるか?
  • 釘調整に還元する意図を感じるか?
  • 自分以外の台の回転率はどうか?

などなど…

本記事の主旨からズレるので
詳しく解説はしませんが、

こういった情報も
しっかりキャッチしていくと
押し引きを判断しやすくなるでしょう。

参考程度にご覧ください

参考程度にご覧ください

ここまで長々と
考察してきておいて
申し訳ないのですが…

最後に一つお断りを。

実践値を元にしているので、
データ自体は正確です。

しかし、あくまで
参考程度に見ていただきたいです。

というのも、今回紹介した
データにはある欠点が。

それが、

あらゆる機種が混ざっている

ということ。

本当のベストは
機種ごとに集計することです。

機種が混ざっていると
条件がそろっていないからですね。

パチンコには
どうしても「回転ムラ」が
ありますよね。

そしてこの「回転ムラ」の度合いは、
機種ごとに変わる
と感じます。

  • ゲージ
  • ヘソ賞球数

こういったものに
影響されてくるのでしょう。

※ 別途集計している
データを元にすると、

・ヘソ3個賞球:ムラが大きい
・ヘソ1個賞球:ムラが小さい

ということが明らかに
なってきています。

機種ごとに回転ムラの度合いが
大きく違うと考えられますが、

それらの機種を全て
合算して集計している点を
ご容赦ください。

「目標回転率」はどうやって決める?

「目標回転率」はどうやって決める?

ボーダープラス何回転の台を打てばいいんですか?

これ、本っっっ当に
よくいただく質問です。

つまり、「目標回転率」を
自分で設定することが
できていないってことですよね。

むちゃくちゃ雑に答えると…

「人による」

こう答えるしかありません汗

もちろん機種にもよるんですけどね、

1番は、どれくらいの期待値を
求めているのかで大きく変わる
んです。

ところが、本記事で紹介した
押し引きの基準を使うには、

どうしても「目標回転率」を
事前に決めておく必要がありますよね。

以下の記事でその考え方について
まとめているので、

気になる方は
併せてご覧ください。

>>パチンコ立ち回り 記事一覧へ